2008/01/09(水)adiary Virtual Appliance (sanae system)開発表明

本日付けでadiary Virtual Appliance (sanae system)を開発することを表明いたします。
とはいっても、構想自体はadiary C73 special editionの時点で既に発表済みですが。

adiary Virtual Appliance/Sanae Projectとは

新手のblogツールadiaryを動作させるための環境構築済みの仮想マシンイメージを開発するためのプロジェクトです。adiary Virtual Applianceを利用していただくことにより容易にadiaryを利用した運用、テストなどを行うことができることを目的としています。

特徴(現段階では目標ですが)

  • 第5世代のVMware製品群*1がインストールされている環境にadiary Virtual Applianceを導入することで容易にadiaryを運用可能
  • レンタルWebサーバでは利用できない様々なadiaryの便利機能が利用可能
    • RDB連携
    • mod_perl2による高速な動作
    • mod_rewriteによるURLの簡易表記
    • apacheのworkerスレッドモデルによる高速な動作
  • ファイルサーバ機能が組み込まれているので容易にサーバ上のファイルの編集を行うことができます
  • iptablesによるファイアウォールが構築済みですので容易に外部に公開が可能です
  • GPLによる配布を予定しております。ユーザは再配布、改変等を自由に行うことができます

*1 : VMware Workstation 5.x / VMware Player 1.0.x / VMware Server 1.0.x / VMware ESX Server 3.0.x

adiary Virtual Appliance 仕様

仮想マシン仕様

  • VMware第5世代の仮想マシン (VMware Server 1.0.4にて構築)
  • Virtual CPU: One
  • Virtual RAM: 256MB
  • 仮想ディスク:2GB毎に仮想ディスクファイルを分割、ディスク利用に併せてファイルを拡張
    • 仮想ディスク1: 8GB (OSイメージ用)
    • 仮想ディスク2: 2GB (adiary関連用)
  • 仮想SCSIアダプタ: LSI Logic
  • 仮想NIC: ×3、Bridge(VMnet0), Host-only(VMnet1), NAT(VMnet8)にそれぞれ接続

仮想マシン環境

  • OS: Debian GNU/Linux 4.0r1 (etch)
    • Kernel: 2.6.18
    • 非GUI環境
    • UTF-8環境
  • VMware Tools導入済み
  • adiary: 1.990 (2.0β)
  • Webサーバ: apache 2.2.x / worker
    • mod_perl2
    • mod_rewrite
  • DB: PostgreSQL
  • Perl: 5.8.x
  • OpenSSH Server
  • ファイルサーバ機能
    • samba/nfs or WebDAVのどちらかで提供
  • セキュリティ
    • iptablesによるファイアウォール構築済み

ホスト要件

  • VMware第5世代製品がインストール可能なOS
  • VMware第5世代製品(VMware Server 1.0.4及びVMware Player1.0.4にてテストは行なう予定です)
  • LANカード(ホストにて正常に動作している必要があります/adiaryのクライアントがホストだけの場合は必要ありません)
  • 256MB以上のRAM
  • ネットワークにDHCPサーバがある必要がある(推奨)
    • 手動で固定IPアドレスを設定することによりDHCPは不要
  • 外部(www)に公開する場合は80番ポートをadiary Virtual Appliance仮想マシンに転送
    • 外部公開時は固定IPアドレスを設定することを推奨

お勧めしたいお客様

  • adiaryの導入を検討している方
  • 自宅サーバでblogシステムを運営したい方
  • adiaryの様々な機能をフルに活用したい方
  • Windowsで安定したblogシステム環境を構築したい方
  • adiaryのテーマ開発を行いたい方
  • adiaryのカスタマイズを行う為のテスト環境が欲しい方